「独裁パンダ」 唐突に 走り出すのさ 意味がないから そう呼ぶ 紅蓮色の 火を付けて 爛々眼で 行くだけさ 客寄せパンダに なりたい ふと 呟いてみたり 確固たる個性臭より 温もり 選ぶのかい? じゃあ 何故そんな道らを お前は 選ぶんだい? 無二で 在りたいし 抱きしめても 欲しいの 人に 包まれて 圧迫されてみたいなあ さりとて お前しかいないと 言われたいなあ 言われたいなあ って 客寄せパンダは やだなあ ふと 呟いてみたり 確固たる温もりより 信念を 選ぶのかい? じゃあ 何故そんな顔を お前は 浮かべんだい? 無二で 在りたいし 抱きしめても 欲しいの 人に 包まれて 変人と呼ばれたいなあ さりとて いつでもたわいない お喋りしたいなあ お喋りしたいなあ って 理解されない だから 孤独 だけど 嫌なの 全てを 欲しがってんのさ 我が儘だもの 無二で 在りたいし 抱きしめても 欲しいの 人に 包まれて 圧迫されてみたいなあ さりとて お前しかいないと 言わせたいなあ 言わせたいなあ って ********************************************************************** 唯一でありたい けど、もてはやされてもいたい どっちも、本音なの 全てを欲しがっているのさ 全てを欲しがった客寄せパンダ すなわち、独裁パンダ。